TenUpメンバーのための共有バス知識

Researched by Takumi Suzuki

バスの基本的な習性

ストラクチャーにつく。

17度〜23度が適温である。

小さいサイズの時(20cmくらいまで)はスクールするが、成魚になるに従い定着し、えさを待つようになる。

5度以下ではまったくうごかず、15度で補食を開始したとの実験報告有り。

まぶたがないため日陰を好む。

大きいバスの方が縄張りの占領率が高く、良い場所程大きいものがいる。

ルアーに対する学習はかなりよく、ワーム、本物と順番にいれた場合、1回目はワームにも食い付くが、2回目以降はきっちり本物だけを食う。

並木敏成シーズナルパターン

シーズン 早春〜プリスポーン スポーニング ポストスポーン アーリーサマー
温度 8〜15度 15〜20度 20〜23度 23〜27度
魚の活性 スポーニング前でナーバス 補食は行わない、ネストを守る 体力が失われている状態 体力回復し、サスペンドぎみとなる
主な居場所 北西風のさけられる水温があがりやすいワンド。早い時期から生えはじめるウィードの近辺など。

 スポーニングに入る準備に入るためネストを作りやすいエリアの近辺の美味しいエリアに集まる。

北、南西風の避けられる閉鎖性のあるエリア。堅いボトム、砂や、細かい砂利でネストを作る。水温が高く、日当たりが良く、透明度の高いエリアで風裏。とにかく条件のよいエリアでスポーンする。 スポーニングエリアからメインレイクに出はじめる。スポーニングエリアから夏に向けた間にいる。小さなストラクチャーにタイトにつく。 バスは広範囲に散るが、全体的な流れは、水通しのよい沖合いに移動しはじめ、一連のカバーのアウトエッジにいる。

ウィードのアウトサイドエッジや、杭の先端につく。岸側ではなく沖側。

 サスペンドぎみになる。

シーズン サマー オータム ターンオーバー ウィンター
温度 27〜30度 27度以下 10度以下
魚の活性 サスペンドバスが多い 超高活性 超低活性 寒い
主な居場所 水通し、溶存酸素量、低水温、シェードがキーワード。

 メインレイクの岬、ディープウォーター、ヘビーカバー流れ込み。縦系ストラクチャーにつく。

かなりサスペンドぎみ。

メインレイクのオフショアストラクチャー、叉は、クリーク内、流れ込み問う、ベイトフィッシュの量に比例してバスがいる。

 ルアーは目立ったもの勝ち。

ターンオーバー以外を探す。

 だめなら、ハードストラクチャー、シャローをひたすらうつ。

人間がたえられないため必要なし。

また、彼がビデオの中で言っていて印象にのこったこと。

朝に日が当たるところよりも、夕方に日が当たっている東側のほうが気温が上がり易い。

サスペンドする理由とは

「アーリーサマーからサマーにかけて、バスはサスペンドする」ということにつきそのわけを調べた。

 まず、バスのどういった習性によりサスペンドするのかであるが、その理由は2つ。1つは適温を求めるということ。もう1つは、餌がその水深にいるということである。湖の水温は表面から暖められ、表面から下がる。そのため初夏になると、一定だった水温が表面からあたためられる。そのため、表面から底にかけて水温の差が生じるこれをサーモクラインとよぶ。水温計で計っていくと、急激に水温が下がる水深が存在する。バスの駆除をしている団体の調査では、サーモクラインの上(暖かい側)でしかバスを捕獲したことはないという結果がでている。

 なぜ、暖かい側にいるかというと、餌もそのエリアにいるというのもあるが、対流を起こす上がわの層の方が溶存酸素量が多いのである。このエリアは魚探で探すらしい。ベイトフィッシュの位置を探すか、デジタルの温度計がついている魚探であれば、サーモクラインを表示する機能がついているものがある(イーグル、ローレンスの魚探)。バスはストラクチャーにつくという基本的な習性があるため、夏場はサーモクラインの上のラインで縦のストラクチャーにサスペンドすることになる。

ワームの動きとカラーについての考察

1)マッチザベイトについて

 本物のえさがいっぱいいたとして、本物に近い色と大きさのルアーを使った場合、普通に考えたら本物食うよな(^^;。じゃ、マッチザベイトにして食わせるには、本物よりも弱ったアクションをする必要があると。。

2)普通に泳がせて食わせるには

 本物がいっぱいいたとして、同じ動きをルアーにさせても、そのルアーを食わせるには、同じ大きさ、で目立たせることが必要だと、するとアピールカラーだよね。じゃ、アピールカラーって何?ってことになるけど、アルビノって白い魚いるじゃん?色素が抜けちゃった奴。あれが自然界にいるアピールカラーなのでは?。「アルビノは敵に発見されやすく生き残りにくい」っていうし。んで、白なのか?。っていうと、アルビノの魚ってちょっとピンクっぽいよな。だから薄いピンクのパールがベストではないかと。。

3)本物がそんなにいないものにみせるばあい

 えびとか、ザリガニとかってワカサギとかみたくうじゃうじゃいないじゃん?だとすると、バスの前に、えびっぽいものが単独で存在すると食いたくなるよな。ってーと、えび系のワームは極力本物に近いもので本物に近い動きをさせたほうが 良い。

今まで使ってきたカラーの考察

ウォメロ クリアレイクの魚は概して色の濃い魚が多い。グチ湖のネイティブバスなんか結構ウォメロな色してるよね(背中ね)。だから、シャローでバスが上から食う場合ベストマッチ
スモーク クリアレイクで色が濃い、でも腹は白い。でもちょっと濃いからスモーク。腹の色はウォメロとは言いがたいよな。で、スモークは背中の色と腹の色を混ぜ合わせたような色だからちょうどいいのかと。。
パンプキン ザリガニ、えび系扱いで、近い色だから、OK。スイミングで存在することはほぼ なく、底や、何かにストラクチャーにまとわりついてる場合、本物に近い。
チャートリュース マディウォーターの魚は白い。で、白い魚が緑色の水の中にいると黄色っぽく見えるよな。。
赤は水に入った場合、赤は見えずにほとんどスモークに見えるため、根拠なし。エビ系として、パンプキン系に含めるという考え方もあるかな。

1日のバスの動きについての考察

 バスのメインの居場所は、シーズナルパターンの通りだとして、ではなぜに、それ以外のところで釣れるのか。基本的なバスの習性であるシェードを好むという点。溶存酸素量の点、適温が17度から23度であるという点。

 これらを考えると、餌はシャローに多くいるものとして、朝夕は日が出ていないため、シェードにこだわる必要はなく、シャローに出てこられる。

 春、秋は、全体的に水温が17度から23度の範囲におさまっているものと思われるため、適温の問題はない。そのため、春秋は、シャローに近いシェードにいる。もちろん大きなエリアとしてはシーズナルパターンにのっとる。春はスポーニングエリアがワンドなどシャローに近いところなため絞り易いが、秋はベイトフィッシュを見つけることができず、絞りにくいためつれない。

 夏は、単なるシャローだと水温が高すぎるため、流れ込みやディープに移動し、水温が低く日のでていない朝夕に集中する。流れ込みを見つけられれば良いが、そうでない場合、ディープしかない。ディープであってもストラクチャーにつくという基本的な習性はいきるため、インビジブルストラクチャーをみつけられないためつれない。ディープで見つけられるものといえば、取水塔や、ダム、絶壁など、サスペンドしているため、ジグヘッドで落とすのが良いかも。

つづく。。。

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