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2004.07.17

特定外来生物対策法案

 外来生物対策用に考えられてるらしいこの法案。パブリックコメントを募集してるので、出してみようと読んでたんだが、突っ込みどころがいっぱい。そりゃそうか、案だしな。とりあえず、明治以降の生物対象なのよね、なぜなぜ?。帰化生物というならば、昭和の後期でももう帰化生物といえるんじゃないのかね?。何をもって有害な外来生物と定義するかは後ってことで、相変わらず何でもできる曖昧な法律を作りたいらしい。

 ブラックバス対策な気もするし、そうでない気もする。被害の中に「在来生物の捕食」する生物ってあるけど、これって全部だろ。バス用の一文な気がするけど、全部だよな。

 他にも突っ込みどころがあるけど、一番の欠点は、見直し制度がないことかな。一度選定されたら、それっきり殺しまくることになってしまう法律だ。明治以降という長い年月をかけて帰化してきたような生物を殺しまくるってことは、徐々に変化した食物連鎖を一気に崩すことになるわけで、副作用は必ずある!、ような気がする。琵琶湖のブラックバスリリース禁止を見ても、なんかどんどん汚くなって、バスを減らすことにより在来種を守ろうという目的も、去年の調査よりも、減っちゃってると。結局はフィッシュイーターと呼ばれる在来生物を補食する生物のせいではなく。環境の変化によるところが大きいのでは?。

 でも、政治家は漁業関係者の意見を聞かないと票に結びつかないということで、撤廃するわけにはいかないのだろう。学者の中には、生態系なんて人間が簡単に調整できるような甘い物ではないと言っている人もいる。どっかの水門みたいに、「調査して大丈夫だった」と、海苔が取れなくなり、ヘドロが出てきたという事象は見てみぬ振りをするということになると。

 バスアングラーとして、そこらでバス釣りできなくなるのは悲しいが、別にバスじゃなくてもいい。湖や川が綺麗になるならそれはそれでいい。でも、悪化するようならば、見直すことは必要じゃないか?。今の政治家や官僚、役人に必要なのは、「失敗でした」と認めることだな。

 というわけで、ここを熟読し、パブリックコメントを送るのであった。でも、無視されて終わりでしょう。そもそも、個別に対応するべきで外来生物とひとくくりにして対応する必要がないわけで、この法律自身が無意味。輸入CD規制法案と一緒だね。ただ法律作りゃいいってもんじゃないだろボケ!。

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