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2007.03.18

査定

 この時期になると、憂鬱な査定が始まる(というか終わった)。成果主義とは名ばかりの賃下げ制度。「社員の努力に報いる、モチベーションを高めて行ける制度だ。」と、のたまうわけだが、そこには当然抜け道が用意してある。業績が悪ければ軒並み下げられるようになってるわけ。当然、制度を練れるほどの能力を持った社員が担当している訳も無く。そこら中から文句の嵐となる訳だ。

 ご多分に漏れず、俺も同様。査定結果は去年と同じ。お情けで寸志アップ。年齢加算は当然なくなってるし、成果を出そうが、認めないと言われればそれまで。これ以上上がる要素が無い。。。上がる要素が無い以上やる気もしなくなってくるわけだが、制度を作った人達(多分人事部)は、この制度で自分たちのモチベーションが保てているのか、いつも不思議に思う。景気回復はやはり一部だけ。俺らの懐に回ってくるのはいつになるんだろうか。

 本来、自分で稼いでなんぼの給料なわけで、仕事をして稼いだ金が少なければ、取り分が減るのは当たり前。なんだけど・・・、20年、30年会社員をしている人達にはその意識がとても薄く。どうにも、ギャップが・・・。アメリカ式な制度に移行するならば、各人の役割ははっきりさせ、それ以外の仕事はするべきではない。担当以外の仕事をすれば邪魔だし、その仕事に対するプライドも産まれない。そうならないと、成果に対する対価を得る交渉の席に座れないはずなんだがな。

 アメリカ式、日本式、どちらもメリットデメリットがある。どっちも半端に存在しているのが問題だな。おそらく日本の会社のほとんどは、同じことになっているんだろうな。査定書に書いてある仕事の範囲をこなすだけでは、現場は回らず、その範囲を超えた仕事が振ってくる。机上で制度を変更してみても、パラダイムシフトが進まない。アメリカ式に切り替えるなら現場も切り換えろ。そう思っている俺に取っては、その指定された範囲外の仕事はサービスなのよね。

 最近の外資系企業では、多様な仕事の仕方を認めているようになっているらしい。ばりばり稼ぐタイプ、黙々と仕事をこなして余暇を充実させるタイプ、その共存が可能になっているようだ。まぁ、日本国内にある事業所や日本法人にも導入されているかは疑問なわけだが。しかし、1つの会社の中で、仕事のすべてが成果を競う物ばかりであるはずも無く、この制度はとても合理的。社員も安心して働ける様な気がする。サポートスタッフに成果を求めてもな、ソツなくこなした事が成果なわけだが、成果として認識されにくい。

 どっちの仕事の仕方を選ぶにしろ、外資系の方が働き易い気がする。が、自分の成果をダイレクトに給料にしたいなら、国内のベンチャーもいいかもしれない。自分の失敗で給料が下がるのは納得できる。自分の成果で給料が上がるのってのは、これほどうれしい事はない。いやまて、そこまで考えるなら、自分で事業起こすか?。いや、でも営業なんてできないしなぁ。外資系っていっても、英語できないしなぁ。。国内ベンチャーって・・・日本の人口なんて減る一方で内需拡大はないだろうしなぁ・・・・・。う〜〜〜ん。。

 と、だらだらと惰性で、今の職場に甘んじてる今日この頃。まぁ、嫌な仕事をこなせない時点で、サラリーマンに向いてない。けど、生活費は必要だ。となると、今必要なのは媚を売る演技力か?。

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