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2007.08.12

コンカレントエンジニアリングによる設計の改革術

 通勤時間が約45分。そのうち電車に乗っている時間が35分くらい。その間は本を読むかiPodで耳コピしているかどちらか(たまに寝てる)。んで、本を読む方の話だが、小説なんかを読んだ後は、その後は科学ものだったり、実用物だったり、社会物だったりする。今回はタイトル通り仕事絡みの実用物(?)。



 実用物というか、興味本位かな?。ペーペー社員だし、提案したり、自ら周りを巻き込んでとかそんな熱い精神はもうないし。それに、今所属している部署は、そんなことやっても無駄なほど組織そのものが腐っちゃっている。仮に、今の職場に適応して効率アップしたところで給料は1円も変わらん。それどころか、低能な上の人たちが「俺の成果だ。」とか言って頭に乗るだけでいいことなんて一つもない。知識として仕入れておくだけだ。

 3DCADを使用した設計改革の話なので、ソフトウェアな俺には直接は関係ない。設計手法なんて機構設計だろうが、回路設計だろうが、組織設計だろうがみんな一緒。2000年初版なので内容もちょっと古い。

 中を読んでいくとだ、「1.5 メンバーの質が左右するコンカレント設計実現」に「自己完結できる技術力が要件」なんて書いてある。いや、もうこの時点で無理。そんな粒の揃ったメンツ集まんないって。社内全部を見渡せばフォローし合えるメンツを集めてうまく動かすことは可能だろうが、そもそも製品の設計の前に、それを作るための組織を設計するという概念が既に欠けちゃってる時点でそんなの無理。仮に集められたとしても、今の職場の評価制度って最悪で、同じ程度の能力者が集まっても、その中で順位を付けて、4万くらいの差を付けなきゃいけないんだ。評価制度からしてそんな設計チームの構築は無理。なんという製造業に向いてない制度を導入してくれたんだ・・・。

 お前の仕事のスタンスどうなんだ?と問われれば、基本的に、色々言っても無駄だとわかれば速攻諦める。上司の質が悪ければ自分が頑張って製品の品質を保とうとは考えてない。上司の質程度でOKよ。それ以上やる必要はない。やったところでどうせ理解できないんだし。結果、自分の範囲だけ良ければ良いと、割り切って仕事をすることになる。

頑張っても無駄なことは頑張らない方が合理的だしね(自分の使うエネルギー効率的な意味で)。この前、先輩に「blogTVって知ってる?、#35がシリコンバレーの話で面白かったよ」と言われ、家でyoutubeで見てみた。彼らの考え方やシリコンバレーの仕事スタイルは非常に共感できる。社長といえど、それは会社の中の社長という役割なだけで、みな対等だと。俺も同じ。日本の会社の場合、仕事の範囲は明確に区切られてはいないが、会社の自分の評価と給料を見て、「ま、この程度だろ」と、相対的にちょっとプラスαしておけばあまり文句も言われないだろと(文句言う人もいるけど)。ほんとはもうちょっとまじめにエネルギーかけたいんだけど、叩いても響かない人が多くてなぁ・・。ストレス発散に悪口言ってるだけだな(結構最低かもな。。)。もはやダメダメ。。。

 でもまぁ、たまにはこういう本を読んで勉強してたりもする。こういうたぐいの本を読むと、「おぉ、この考え方はちょっと使えるかも。。」というのが2、3あるのだが、さすがに今回は、組織的な話だけに、何にもナッシング。3DCAD導入というインフラを整える話も含まれているので、そういう部門の人には読んでほしいが、読んでほしい人はこういう本には全く興味を示さないのが普通なわけで・・・。

 次は小説にしよっと。なんか明るいコメディがいいなぁ。

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