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2008.10.19

裁判員

 来年5月から実施される裁判員制度。昨日のJ-wave東京remix族でちらっとやってた。

 なになに?、民主主義なのに、司法立法行政のうち、司法にだけ関わりが薄かったから、本来の民主主義に戻すと考えると??。まぁ、それはいいとして、気になったのは、制限事項はなしで、50人くらい無作為で選ばれ、その中から6人に絞られると。絞られ方が面接?。なんか、裏選考基準とかありそうだ。

 そもそも、政治関心の薄い日本人にこの制度は不向きな気がするんだが、その辺は微妙に配慮されてる。参加する裁判は強盗致傷など凶悪犯罪みたいなやつだけで、一見責任は重そうだが、地方裁判所で行われる裁判のみ。大概、こういった裁判は最高裁まで行ってしまうので対した責任はなさげ。

 裁判官3人と裁判員6人でどのように評決を出すかというと、アメリカみたいに陪審員だけで議論するわけでなく、裁判官の3人と合わせて9人で議論するそうだ。意見が割れたときは多数決だと。右にならえが大好き、主張することを美徳としない、協調性を持つことが重要と考える日本では、あまり意見が割れることもなさそうだ。しかも、裁判官が3人もいるということは、専門家が見ている訳で、彼らに比べれば無知同然の裁判員が、あれこれ意見を言うとも思えない。裁判官が何かを行ったとたん、それが真実と思い込むだろう。

 むーん。意味があるのか?。裁判員がいることで、社会背景や人物像を考慮した評決にはなりそうだが、果たして・・。裁判員制度のQ&Aの陪審員制度と参審を読むと、陪審制と参審制との違いが書いてある。陪審制はハリウッド映画でよく見るので、陪審員のご機嫌を取らなきゃ行けなかったり、買収される可能性があったりと、色々問題をはらんでいるのを知っている。では参審制はうまく機能しているのか?。裁判官とのパワーバランスはうまくいっているのか?。日弁連のサイトに北欧の参審制度に付いて書いてあった。ここでもやはり"官僚制のもとにあるわが国の裁判官を前提に「裁判員」制を採用したとしても、直ちに北欧のように裁判官と「裁判員」との垣根がなくなるとは思えない。"と書いてるね。でもドイツやフランスでは参審員制度の支持は高いようだ。でも・・日本だしなぁ。。

 大体、考えてみ?。様々な人種(DQNとかパンピーとか官僚とか)が集まって議論するんだぜ?。議長とかいなけりゃ、混沌として結論でねーべ。裁判官が議長兼務か?。教育ディベート経験者とかいたら、議論になることなく終了しそうだ。

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