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配慮しすぎて滅び行く国日本

　イルカ漁のドキュメンタリー映画、ザ・コーヴ。監督は、「これはジャパンバッシングではない」というが、普通にジャパンバッシングでしょ。。クジラやイルカは動物虐待だという。日本人からみれば、羊を食うのは動物虐待じゃないのかと・・。だったらお前ら何も食わずに死ね！。野菜を食ったら植物虐待だ。

クジラも、イルカも、エスキモーやらフィリピンやらでは今でも普通に食べられている。なぜに日本だけ、叩かれる？。クジラに関しては、エスキモーなどと違い、先進国でありGDPで世界２位の経済大国である日本は、クジラを食べなくても生きていないわけではないでしょ？と。こういう理屈らしい。

　いや、でもねぇ、それでも日本だけが世界的に叩かれるのは釈然としない。以前であれば、世界中でmade in japanが輸出され、世界の工業を圧倒してきた経緯がある。それを面白く感じない人はいただろうし、そのはけ口としてのジャパンバッシングが合ったのだろうと想像できる。

しかし、現在ではGDPもそろそろ世界3位。一人当たりのGDPは既にシンガポールを下回り。全く豊かでもなんでもない。工業に関しても、デジタル家電は韓国に完全に抜かれた。サービス業なんて全くできない。おまけに少子化、政治は迷走と、社会問題山積みの日本。この状況において、日本バッシングをする意味は何？。二度と浮上してこないようにとどめを刺そうとしているのだろうか。

　最近、海外に出る若者が減り、内向き内向きに成っていていると言う。これだけそこら中で、"日本人大嫌い"を展開されると、海外なんて行く気しないよな。しかも日本が強かった時代からずーと、続けられずっと報道されて来た。それを見て育って来た日本人は普通に海外に行っても歓迎されない。石とか投げられそう。そう思ってしまってもおかしくないと思う。

一方で、日本の文化が注目を集めているといった報道もないことはない。本当かどうかは知らないが、フランスでは日本の映画は受けているようだし、台湾には親日の人も多いらしい。中国人/韓国人は日本人が大嫌いだと思っているが、漫画とかは好きみたいだ。そんなニュースを聞いても、毎日普通に接している物で、何とも思っていない物に対して好きと言われても、「なんで？。日本の何処がいいの？。」と理解すらできない。

　結局、マスクを大量に消費し、人に移さないように配慮するように、人がいやがる事には敏感に反応し、配慮する。そういう国民性なんだよね。政治も同じで、マイノリティにも配慮し、何もできない。民主党になっても同じ。草食男子も同じだ、ストーカーとか言われるくらいなら何もしない方がましと。こうして、他人に配慮しすぎるがあまり、日本は再び鎖国へ、そして、侵略され滅びていくのだ。めでたしめでたし。

　外来生物に対抗できないのは、人間でもおなじか。島国ならではなのかね？。ガラパゴスの生物たちも外来生物を入れたら滅びちゃうのだろうか。。今の日本人って、子供の頃川で見たアメリカザリガニに必死で立ち向かう貧弱な日本ザリガニに重なる。元々ひ弱な日本人が、虚勢を張って世界に進出してしまったのが間違いなのかね。。

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