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ハンドメイドルアーなどを・・

 秋だし、雨だし、雪はまだだし、ルアーなど作ってみようかと。釣りより道具作りの方が多くなってるね。



材料はバルサ

 とりあえずは、バルサでしょ。プラスチックルアーよりもバルサの方が動きがいいらしいってのもあるし。そういえば、小学生のとき一度バルサでルアー作ったことがあった。その頃は、塗装とかバランスとか、そういうこと全然わからなかったから、なんか横に向いて死んだ魚みたいに動いてたような。。

 バルサは普通にホームセンターで売ってるやつ。600mmx10mmx80mmで400円くらい。

型を作る

 んーと、とりあえず、クランクベイトを作る。また小学生だった頃の話だが、隣の市の釣具屋さんが閉店するってことで、チャリンコで1時間くらいかけて行ったんだ。そこで3つほどルアーを買ったんだが、2つはすぐになくした。もう1つは、しばらく放ったらかしにしておいたんだが、学生の時に再び出して来て使ったら、これが良い動きするのよね、釣れるし。で、例によってなくしちゃって、同じような形のを色々探したんだけど、ない!。早い話それを作ろうと、そういうことよ。

ボール紙をくりぬく

 こんな感じ。ギターの弦交換をしてて、これが転がってたから使っただけ。

バルサに型取り

 こんな感じで、適当にペンで書いて、糸鋸やらカッターナイフやらで切り抜く。3つ分くりぬいたけど、そんなにやる気しないね。まずは1つでしょ。同じの作ってリップ換えたり色換えたりしてもイイと思うけど。

2枚合わせて削る

 2枚合わせて両面テープで止めて、ひたすら削る。バルサだからカッターナイフで簡単に削れるよね。 いや懐かしい、袋を開けた時のバルサの香り。バルサのナントカプレーンとかいう飛行機を作って、飛ばしたとたん壁にぶつけて壊したのを思い出す。

ひたすら削る

 こんな感じで、頭に思い描く形をひたすら再現していくわけだ。型紙なんて所詮2D、3Dイメージは頭の中にしかないのだ。

ちょっと理論を考えてみる

 流体力学とかは知らないけど、ラインに引っ張られてリップに適応を受けてそれを逃がすためにルアーは横に動こうとするわけだよね。図は上から見たところね、すげーわかりにくいけど。

 水の流れがあるわけだからボディ本体は水の抵抗が掛からない形でまっすぐ泳ごうとする。そのバランスでリップの抵抗が上回ったときに横に曲がる。曲がるときにも当然水の抵抗を受けるわけで、その抵抗の受け方で動きが変わる。

 極端な話、側面が上の1と2では横に向いた時の水の抵抗が大きく違う。2の方が側面積が広いので横を向きにくく、まっすぐ泳ぐ力が大きく働くよね。

 ということは、1のシェイプの方が横に振れる幅はでかいと言うことになる。リップの抵抗を受けてクイックに横を向くハズ。中に入れるシンカーの位置にも依るが、回転させたい中心に重心を寄せることで、より中心の安定度と横振りは激しくなるハズ。

 では、どちらがクイックに左右に振れるのか・・・。1のシェイプだと横に向くのは早いが、戻る力はよわくなる。2のシェイプだと横に向くのは遅いが、戻る力は強い。

 ・・・どっちだ?。

 リップの大きさと側面の比率と巻く速度にも依るが、おそらく2のシェイプだと、横に振り切る前に抵抗で元に戻るのでは・・・。リップの抵抗に比べたら側面の抵抗の方がよほど大きいと思われるので、1のシェイプの方が激しく横に振れる。リップの大きさが同じだったら首振りの周期は変わらないため、1のシェイプの方がよりクイックに動いて見える。。。かな???。

シンカーとフレームを入れる

 ある程度形が出来て来たら、中をくりぬいてシンカーを入れる。大きさ的には長さが5cmくらいなんで、小さめのクランクベイトだが、バルサなのでどれくらいの重さにすればいいかわからん。まぁ適当に1/8ozが入る穴をあけてつめてみた。左右で1/4ozだね。フレームはステンレスの0.9mmのやつ。5mで94円でした。これを精密ヤットコや先の細いペンチで曲げて、カッターって溝をつけて埋める。

 不安なんで、一応この状態で仮留めして浮かべてみた。一応まっすぐ浮いてるけど、もうちょっと重くした方が良さげ。でも、これ以外にフックもあるわけだから大体こんなもんでしょ。コーティングしないで水に浮かべてもしばらく干しておきゃ乾くしね。

ペーパー掛け

 後はひたすらペーパー掛け、400番くらいでカッターのでこぼこを削って、800番くらいで仕上げてみた。針金のフレームは丸を作るのが結構大変。まぁリングが入りゃいいでしょ。で、接着剤で貼付けて完成。

 ...完成じゃないけど、とりあえずここまで。あとは色づけとコーティングだが、ここからが重要だよね。まだやってないけど。一応タナゴカラーにしようと思ってるけど、失敗したら赤ヘッドにしてしまおうかと思ってる(笑。リップもまだ作ってないし、塗料もまだ買ってない。でもまぁ、とりあえず初めてでここまでくりゃ上出来でしょ。

セルロースセメントどぶ漬け

2004.11.07

 セルロースセメントを買って来て、どぶ付け。臭すぎるので、ベランダに置いとく。お尻に針金付けてドボッと浸けるだけ。ウレタンかセルロースセメントを使うらしいんだけど、ウレタンは湿度で固まるらしく、ほっとくとすぐダメになるらしいので、セルロースセメントにした。4回くらいかな?。ある程度、でこぼこがなくなって目留めできりゃいいや。

ベースを塗装

 シルバー+ちょっとブルーで塗装。なんか魚ってちょっと青っぽいかなーと思って。

鱗模様をつける

 残飯ネットをかぶせて、鱗模様を付ける。。

 さて、これからどうすれば良いんだ?。タナゴってどんな色してたっけかな。。既にベースの色でタナゴじゃないって話もあるけど。

目玉を付ける

2004.11.14

 目玉はその辺の釣り具屋で売ってるやつ。適当な位置に適当に付ける。そんでもって、再びセルロースセメントにどぶ漬け。なかなからしくなって来た。タナゴカラー?、わからんからやめた。



 お腹はもうちょっと白いし、鱗ないなーと思って追加で白く塗った。その後適当に乾かしてどぶ漬けしたら・・・。

 ぎょえぇぇ、腹が、腹がぁ〜。色流れしてぐちゃぐちゃになっちった。

リップを付ける

2004.11.28

 適当にデザインナイフで切り抜いて、リップを付ける穴をあける。リップはホームセンターで売ってるPETって書いてあった板。ペットボトルの素材らしい。アクリルより柔らかいから加工が簡単だと思ってね。ポリカーボネイトで作るのが普通らしいけど売ってなかったし、CDを材料に使うのもねぇ。それを適当にリップの形に切り抜いて現物合わせ。

 まっすぐにっていってもなぁ、なかなか難しい。。色が流れてぐちゃぐちゃになったところは上からまた塗って隠した。今度は直接セルロースセメントに付けるんじゃなくて、ラッカースプレーで色留めしてからにした。

 切った切り口にアロンアルファを流し込んで防水。なんだかなぁ、セルロースセメントでここまでやっておきながら、アロンアルファってのがちょっと納得いかないようなそうでもないような。で、ぐさっと固定。不安だからエポキシで止めた方が良さげ。とりあえずちゃんと泳ぐかどうかもわからんのでアロンアルファでいいや。

フックを付ける

 その辺に転がってるスプリットリングと、相模屋のセールで買ってきたフック(#5)をくっ付けて、一応見た目は完成。眼のところに気泡が入っちゃった。セルロースセメントが濃すぎたね。

 ボールに水を張って浮かしてみた。まぁそれなりにバランス良く浮いているのではないかと・・・。が!、早くも欠陥発覚。写真を見ての通り、リップにフックが絡んでる。まぁ市販のルアーでもそういうのあるしね。初挑戦でもあるから良しとしよう。後は実際に動かしてちゃんと泳ぐかだ。いやいや、ちゃんと釣れるかか。

 あれ?。当初作ろうとしてたクランクはディープダイバーだったような・・・。


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