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ドーム船でワカサギ釣り



 バス釣りのシーズン終わりにワカサギを釣って、食って納竿というのが、いつものパターンだったんだが、ここ数年は山中湖に浮くドーム船の中で釣ることが多くなって来た。全員がガチな釣りキチならローボートでも問題ないが、ちょっと言ってみたいよという人もいる。そんな時は、お値段が上がっても、暖かいドーム船の中でまったりと釣りをするのがベターなのである。


ドーム船の予約

 まずは、ドーム船の予約だが、ハイシーズンに飛び込みは無理。1,2名ならキャンセル待ちなどでなんとかなるかもしれないが、2012年現在、山中湖のドーム船は最低1ヶ月前に予約を入れないと取れない(平日は別)。10人を超える場合は1ヶ月半前には予約を入れないといけない。山中湖のワカサギのシーズンは大体10月中旬から3月末くらいまで。つまり、11月頃に行こうとすると、まだ残暑残る9月ころから計画し、忙しい人達の日程を合わせて予約をいれる準備を始めなければならない。この幹事は新年会、忘年会の幹事より大変(飲み会の幹事はやったことないけど)。

 どの時期を狙うかだが、山中湖の場合10月だとまだワカサギの群れが大きくなくそれほど魅力はない。12月中旬以降になると、雪、路面凍結の恐れがあり、ノーマルタイヤでは不可能。スタッドレスありきならば、11月から2月待つまで狙える。我々は11月中旬から12月頭を狙っていってる。

 実際の予約は、まず適当に2、3日参加人数の多い潤に候補日を決め、電話をする。1ヶ月以上前の予約になるので、参加できそうな最大人数にしておく。1、2週間くらい前の人数調整ならそれほど嫌な顔もせずに受けてくれる。2012年のワカサギ企画は1船チャーターだったので、更に大変だった。。基本的には、日時と人数を言えば良い。朝いつくるかと聞かれるが基本的に釣りは朝一からだ。「当然出船までには集まります!。」と答えておけばおっけー。


道具の準備

 釣りキチは良いが、とりあえずやってみたいという人もいるはず。さて、道具をどうするか。レンタルするか、買うか。レンタルすると大体1000~1500円くらいするが仕掛け付き餌付き。上州屋で買うと、安いものでリールと竿セットで980~1350円くらい。仕掛けが2本入り300円とかで売っているので微妙な線だ。面倒な場合は全部レンタルにしちゃうのが楽チンだ。凝る人は自分で作る。

竿とリール

 ドーム船の竿なので短め。全長が30cmから45cmくらいの物が良い。60cmでぎりぎり、90cmあるともう邪魔でしょうがない。リールはまぁなんでもOK。小型のスピニングリールでもよし、バス用のベウトリールでもよし、ワカサギ用の800円くらいのワゴンセールを買ってもよし。大型な魚の場合ドラグ性能が物をいうが、ワカサギの場合上げてくるだけなのでその部分は必要なし、ただし、回転が良くない物だと仕掛けがそこに着くまでに時間がかかりストレスがたまる。


 楽天,amazonで探すとリールはこんなもん。ロッドは高いのしか乗ってないが、見せにいけば安いのはいくらでもある。ここに乗せたリールはそこその質の物。1回しかやらないならもったいない。

小型ベイトリール CL25 (ゴールド)

 ちなみに、自分のはこんな感じ。竿は自作、リールは小学性の時に買ったチヌ用リール。25年前の代物。Made in japanだ。毎年改造してるのでどんどん変わる。

↓これがそこら中で800~1000円くらいで売ってるリール。ちょっといじってやれば十分使える。


 竿とリールを買った場合、ラインを巻かないといけない。ラインにもPE,フロロカーボン、ナイロンと色々有るんだが、フロロカーボンの0.2号~0.5号くらいで良いかな。山中湖の場合大体水深12mくらいなので感度は良い方がいい。細ければ細いほど、水中でまっすぐになるので良い。けど、ニゴイとか別の魚がかかると切れるし、絡まったら捨てるしか無い。1号とかでも釣れるには釣れる。釣果は・・まぁ遊び釣りでは大差ないよ。もちろん、ワカサギ用でなくても全然かまわない。大差ない。



エサ

 次にエサ。持っていかなくても、一応ボート屋にも置いてある。だが高い。なので、前日に買って持っていくのがよい。メジャーなエサとして、赤虫、サシがある。赤虫のほうがエサ持ちは悪いが食いは良い。サシのほうがエサ持ちは良いが、食いはそれほどでもない。サシを1人1袋用意するのが妥当なところ。なくなっちゃったら船長に言えば出てくる。そこで止めて撤収するのも有りかな。山中湖の場合、サシ丸ごとだとちょっと大きいので半分にして付ける。なので、100円ショップでハサミも買っておくと良いね。↓は、マルチペンチ?。ハサミ、LEDライト、ペンチドライバーなどが一つになってる。色々便利なのでいつもどこかに入れてある。



仕掛け

 仕掛けもボート屋で扱っているが、まぁご多分に漏れずに高いので、釣具屋で調達しておく。どんなのが良いか。まぁ一番安いヤツでOKですよ。3パック入りで500円くらいなのでそれを1人一つ買っていけば問題ない。風が吹くと絡まったりするので、多めに有ると安心だが、エサと一緒で、なくなったらその場で買えばよいという考え方もある。仕掛けも色々な種類があるが、とにかく数を!というのでなければ、5本針~7本針くらいが丁度良い。10本、15本などもあるが、エサ付けるのも面倒だし、針の数が多いとトラブルの元になる。返しが着いているので、服に刺さるとこれまた面倒なことになるんだ。幹事さんはラジオペンチを持っていって、トラブった時に返しをつぶして抜いてあげると良いね。針は袖針と秋田狐がある。山中湖の場合1.5号〜2.5号くらい。好みもあるけど、2号袖針が丁度良いと思う。両方持っていって取り合えして試しても良いが、きっとめんどくさくてやらない。。

 仕掛けと同時に沈ませるためのおもりも必要。特にこだわりが無ければおもり付きの仕掛けを買ってしまうと良い。大体2号から2.5号が着いてる。これくらいの重さなら風が吹いても問題が無い。



クーラーボックス

 釣れた魚はどうやってもって帰るのか。大体のドーム船にはバケツが用意してあって、釣れたさかなはとりあえずそこに入れておけばよい。ある程度たまったら、ZIPロックみたいな袋に入れてクーラーボックスへ。10Lくらいの小さいクーラーボックスがあると、夏場はペットボトルや昼飯入れに使えるので中々便利よ。

もちろん、クーラーボックスじゃなくても、スーパーのレジ袋とペットボトルを凍らせた物でも全然問題ない。Zipロックも普通のビニール袋で問題ない。


その他有った方が便利な物

 その他の持ち物として、まずはボロ切れ。ワカサギの鱗は弱いので、手を拭く物が欲しい。タオルで良いが、そのまま捨てられるので、一番古いTシャツを捨てるつもりでそのまま持っていくと良い。手を拭けないのはかなり地獄なので、忘れないように。後は、これらを入れるゴミ袋。ザルも有ると便利。バケツに入れたワカサギを水切りする時に使う。また、水面に物を落とした時に取れるので何かと便利なのである。その他は食べ物や飲み物。ドーム船の場合大体電気ポットが置いてあるので、コップだけとか、カップラーメンとかでもOK。電子レンジ装備のドーム船もある。


釣り方は

 船長さんに聞くのが一番。その時釣れてる釣り方をレクチャーしてくれる。こればかりは何とも・・。湖によって違うのよね。山中湖の場合、そこべったりにいることが多いので、「12,13mくらい落としてー底からちょっと上げるくらい。」と言われることが多い。で、オモリを底に付けて、少し上げて、ラインにテンションを掛けて穂先が少し曲がっているくらいで待つ(図1)。youtubeかなんかで探して見て。

 釣れるとき、釣れないとき有るんだけど、釣れない時でも群れはいる。少し風が吹いてて軽く波立ってるくらいが釣り易い。底にいるワカサギもこういう時は口を使う。そうでない時、どう釣るか。まず、誘いをかけてみる。2号,2.5号くらいのオモリを付けて、底を叩いてみる。上から落として底を叩いて止めて、当たりを待つ。これで食えば、これが一つのパターン。この場合、ワカサギがエサを見つけられない、曇りとかで光量が少ない時はいいかもしれない。なので、蛍光のオモリとか、反射板とか付けると効くかもしれない(図2-1)。次に、晴れまくって凪の時。厳しいのよね、ドーム船は暖かくて気持ちよいのだが魚は沈黙。その場合、オモリを小さくしてそっと落とす(図2-2)。0.5号,1号くらいにして、魚を驚かさずに目の前に落としてあげる。すると食い気が無くても反射的に食う。かもしれない。。でたまに釣れるんだけど、全部一番下の針ということがある。その場合、オモリと最初の針との隙間が大きすぎるので、絡まない程度に極力短くしてみると、釣れる!かもしれない。




食べる

 普通に唐揚げで良いと思うよ。塩振って小麦粉付けてそのまま揚げる。物の本によると、片栗粉だと強すぎてワカサギには向かないらしい。料理方法はこっちに適当に書いてある。

 ちなみに、下の写真、左が山中湖、右が河口湖。かなり大きさが違う。引き数は左の山中湖が150匹、右の河口湖は75匹。お隣の湖なのに何が違うんだろうねぇ。



おまけ1:どの湖がよいか

 関東近辺で、知ってる限りだと、ドーム船があるのは諏訪湖、河口湖、山中湖、相模湖くらい。魚のサイズは、河口湖が一番大きい。次いで相模湖、諏訪湖かな、山中湖は小さめ。平均7cmくらいの時もある。中身ホクホクで食べたければ河口湖が良いと思う。とにかくおいしいワカサギを食べたいというならば、おすすめは芦ノ湖。この場合はドーム船ではなく手漕ぎのローボートだが、空針( 餌をつけない)で釣れるし9月末から釣れるので寒さ対策も大して必要は無いので、近いのであれば箱根湾あたりからでる芦ノ湖がおすすめである。


おまけ2:持ち物一覧

  • 竿・リール
  • エサ(赤虫orサシ)目安はサシ1人1パック
  • ハサミ(100円ショップで)
  • 仕掛け(3つくらいあれば)
  • オモリ
  • ラジオペンチ(トラブル用)
  • クーラーボックスと冷媒 などの入れ物(凍らせたペットボトルでOK)
  • Zipロックなど魚を入れる袋
  • ボロ切れ
  • ザル
  • 食べ物/飲み物


おまけ3:ドーム船一覧

しゅうすいやドーム船2台ある。TV,DVD、電子レンジ付き。いつも使うのはここ。
momo2台?3台?100人乗りのばかでかいドーム船と、15人乗りの貸し切りで切る船と有る。TVとか電子レンジとかはない。たぶん、行き当たりばったりで席が空いてる可能性があるとすればここ。
なぎさmomoの姉妹店?。ピンクのドーム船。
アサカンドーム船2隻ある。床に座るタイプと普通の椅子のタイプが有る。電子レンジとかは普通にある。オンラインで予約確認ができる。
山中湖中央ボートドーム船2せきある。釣って、そのまま山中湖で食べられるように、天ぷら場なるものが用意されてる。
湖明荘2013年時エサ付き。ここだとエサを前の日に買う必要ない。無駄にもならない。けど、10月くらいには予約で一杯。
山中湖レストセンター一応3隻あり。32人乗りと、7,8人のりと、和船にビニールハウスが付いたヤツ。
Boo撫岳荘っていうペンションがやってる?と思う。2012年に進水式をした新しいドーム船。新しいので穴場かと思ったんだが、みんなめざとく見つけてやっぱり満員。

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